教育委員会の基本方針
伊豆の国市の教育は
「豊かな心、確かな知性、健やかな体(心身)」の育成を基本方針とします。
【教育行政の基本方針と重点施策】(PDF版59KB)1.はじめに
2-1.伊豆の国市の基本構想、2-2.伊豆の国市まちづくりの基本方針
3.伊豆の国市の教育の基本方針
4-1.学校・園教育目標
4-2.社会教育目標
1.はじめに
地球社会の一員として考え行動する時代
グローバル化の進展やインターネットの飛躍的な普及等により、人・もの・情報などが国境を越えて自由に行き交うようになり、私たち一人一人がじかに国際社会とかかわる時代を迎えています。
さらに、人類全体が、地球温暖化等の環境問題や人口の増大に伴う食糧・資源・エネルギーの制約等に直面し、これらの地球的規模の危機や課題に総力を挙げて取り組まなければならない時代を迎えています。
このような時代の中、私たちは、日本の歴史や文化・伝統を正しく認識するとともに、諸外国の歴史や文化・習慣・価値観を理解し、互いに尊重し合う資質や態度をはぐくんでいくことが求められます。
さらに、外国語能力を含め、相手の立場を理解しつつ自らの意思を的確に表現できるコミュニケーション能力を育てることが必要です。
また、環境と調和した「持続可能な社会」の構築に主体的に参画できる資質・能力をはぐくむために、今日の環境問題が私たちすべての人間の生活行動や産業活動等に起因していることを認識し、環境問題を自らの問題としてとらえ、実際の行動に結びつけていけるような環境教育・環境学習をあらゆる学習の場において推進していく必要があります。
人と科学技術の新しい関係をひらく時代
地球的規模の環境問題や食糧・資源・エネルギー問題、遺伝子操作技術をめぐる生命倫理問題、情報通信技術の著しい発展に伴うメディア情報の氾濫や人間関係の希薄化、自然体験・社会体験の不足、ネットワークを利用する際の規範やルールの問題といった、科学技術の発展がもたらす様々な負の側面が顕在化しています。
我が国が、21 世紀においても引き続き科学技術創造立国をめざし、自国のみならず世界の発展に貢献していくためには、科学技術の功罪両面を認識し科学的思考力と創造力を備えた人材を育成していく必要があります。
そのためには、豊かな自然や身近な事象との具体的なかかわりの中で、美しいものや不思議なことに対する感性を養い、発見する喜びを味わい、科学的なものの見方や考え方を身に付ける学習機会を充実していくことが重要となります。その際には、科学を他の学問領域と関連させ総合的に展開していくとともに、人間と科学技術の関係の在り方についての関心を喚起する必要があります。
また、メディアを主体的に読み解き、必要な情報を収集・選択し、メディアを通してコミュニケーションができる「メディア・リテラシー」を身に付けることが求められます。併せて、一人一人が情報とどう向き合っていくかということに対する自覚を促し、情報を扱う上でのモラルや責任感を育てることも必要です。
少子・高齢社会を共に支え合い生きる時代
未婚化・晩婚化の進行などにより出生率が低下し、全国的に少子化が進む中、子ども同士が切磋琢磨する機会の減少や、親の過保護・過干渉や過剰な期待を招きやすくなるなどの負の影響が指摘されています。よって、多様な人間関係を学び社会性をはぐくむ機会や、自然の中で試行錯誤する機会など、子どもの自立に不可欠な自然体験・社会体験の機会を一層拡充していくことが必要です。
また、安心して子どもを産み育てることができる環境づくりのために、子育てに対する不安を取り除く様々な支援や、社会全体で子どもを育てる気運の醸成が求められています。子育てや家庭づくりを男女が共同して行い、責任を果たすことの大切さを、子どものうちから十分に学習することが重要です。
一方、我が国の高齢化は世界に類を見ないほどの速さで進行しています。高齢者が健康で生き生きと暮らすことのできる環境づくりのため、多様な学習機会・活動機会の充実と、学習成果を生かせる場の充実が求められています。また、子どもたちが高齢者の豊かな知識・経験に学ぶ機会の充実も重要です。
多様性を認め合い互いに尊重し合う時代
物の豊かさから心の豊かさへ、集団への帰属から個人の尊重へと意識が変化する中で、多様な価値観のもとに、自らにふさわしいライフスタイルを望む人々が増えています。
このような中、教育には、それぞれの個性や能力が生かせるような多様な選択を可能とするシステムの構築とともに、自己決定・自己責任の原則のもと、多くの選択肢の中から主体的に選び取る力や、自らの選択に対する責任感の育成が求められます。
一方、人間として、あるいは民主主義の根幹を守る上で、共有しなければならない価値のあることを確認するとともに、年齢、性別、国籍等を超えて、互いの違いを認め合い、だれもが個人として尊重される社会の実現を図ることが求められています。
そのため、あらゆる教育の場において、人権の意義や重要性に対する正しい理解を図る取組や、固定的な性別役割分担意識の解消に向けた啓発、「ユニバーサルデザイン」の考え方の普及などを行うことにより、人権尊重の意識が生活の中に定着した「人権文化」を築き上げていくことが重要です。
生涯にわたる学びを通して社会とかかわる時代
21 世紀は、科学技術の進歩や少子・高齢化による人口構成の変化などにより、産業構造や就業構造の急速な変動が進むことが予想されます。また、知識や情報が様々な価値を創造し、経済社会を動かす原動力となる「知識社会」への移行が一層進展します。
このような中、今後、我が国が創造的で活力に満ちた豊かな国家として国際社会の中で発展していくためには、私たち一人一人が生涯にわたり学び続けることを通して、主体的に新しい知識や能力を獲得し、発揮していくことが求められます。21 世紀を生きる人とは、「生涯学習社会を生きる人」にほかなりません。
また、長寿化や価値観の多様化などに伴い、それぞれのライフスタイルに即して、生涯を通して文化やスポーツなどに親しむとともに、国際化や情報化に対応して、新たな知識や技術を習得し自らの人生を豊かにしたいという学習ニーズも高まっています。
このため、学校をはじめ様々な教育関係機関・団体が連携して、より多くの機会に、より多様な教育サービスを提供することができるよう、ソフト、ハードの両面で生涯学習社会の形成に向けた基盤整備を推進する必要があります。
2-1.伊豆の国市の基本構想へ