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更新日:2025年4月11日
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国際交流員のアノンが広報Izunokuniに連載中の「アノンのあのね」第6回を紹介します。
皆さん、サインバイノー!
今年は雪も見られず、冬の寒さそんなに感じてないうちに2月が終わってしまいました。伊豆の国市には雪が降らないので、少し寂しかったのですが、いよいよ綺麗な桜の季節が訪れると思うととても嬉しいです。
さて、今月は皆さんにお伝えしたいのは「国際女性の日」のことです。3月8日は、国連が49年前(1975年)に定めた「国際女性の日」(InternationalWomen‘sDay)で、数ある国際デーの中でも最もよく知られているものの一つだそうです。
世界では女性のエンパワーメントやジェンダー平等の社会実現に向けた活動が数多く行われていますが、男女共同参画社会に対する考え方や価値観そしてお祝いする形も国ごとに異なります。欧米では、春の象徴であるミモザの花を、男性が女性に贈る風習もあれば、さまざまなパネルディスカッション、朝食会、イベントやデモ行進が行われる国は少なくありません。
モンゴルでは、この日を国民祝日としており、男性たちが身近な女性たちに感謝と敬意を込めてプレゼントをあげたり、料理を作ったり、何かサプライズをして喜ばせたりします。
日本でも近年この日の意識が高くなっています。それは、世界経済フォーラムが出すジェンダーギャップ指数レポートの結果かもしれませんと思いました。世界経済フォーラムが経済、教育、保健、政治の分野毎に計算して国々のランキングを算出しています。
その結果である「ジェンダーギャップ指数2023」において日本は主要先進国最下位の146カ国中125位、モンゴルは80位と並んでいました。日本は先進国の中でも多数のランキングで模範的な国ですが、ジェンダー平等が足を引っ張っていると言えるでしょう。世界的に見ても圧倒的に低い日本の女性役員や議員の比率など、まだまだ課題は解決していない状況です。しかし、日本政府も長年の企画を立てながら女性が活躍できる環境を整えるために取り組んでいるのは分かります。
岸田内閣の目玉政策である「新しい資本主義」の中核として、女性の経済的自立を位置付け、政府一体で取組を進めているそうです。
この日を大幅にお祝いすることは、世界の全ての女性たちの御努力、御尽力に対し、改めて敬意と感謝を表し、多様性が尊重される社会への敬意を示すことになります。
女性だけでなくすべての人々が、幸せな未来を手にするための社会づくりに向けてこの日をお祝い申し上げたいと思います。
それでは、バヤルタイ!
写真:去年の3月8日に家族の男性たちからのサプライズプレゼントはビューティサロンで一日過ごす券でした。(母、叔母たち、従妹、義理の妹たちと)