更新日:2025年4月11日
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国際交流員のアノンが広報Izunokuniに連載中の「アノンのあのね」第2回を紹介します。
サィンバィノー(こんにちは)アノンです。
2023年に日本中をモンゴルブームに巻き込んだ大人気テレビドラマ、『日曜劇場VIVANTヴィヴァン』の名場面から、モンゴルを紹介したいと思います。
前回ご紹介した観光名所『スフバートル広場』には、国会議事堂以外にも有名な建物がたくさんあり、ドラマの中でもいろんな登場の仕方をしています。
例えば、第1話で堺雅人さん演じる主人公の乃木が訪れた銀行は、ギリシャ建築のような石柱とピンク色のあざやかな壁が印象的な建物でしたが、あの建物は、『モンゴル国立オペラ・バレエ劇場』と言って、モンゴル独自のオペラやバレエを公演する唯一の劇場です。この劇場は、実は、私にとって大切な建物でもあるのです。私の母方の祖父は、このピンクの宮殿で生涯を過ごし、モンゴルのクラシック舞台芸術の発展に才能のすべてを捧げました。その結果、私の祖父はモンゴル名誉芸術者の称号を授与され、彼の写真は今でもこの宮殿に飾られています。お祖父ちゃんのお蔭で幼い時からクラシックバレエやオペラをたくさん観ていたので、ここは私の思い出が詰まった場所でもあります。なお、この劇場では、今からちょうど6年前の2017年に、モンゴル日本外交関係樹立45周年記念事業として、いずのくに大使のピアニスト・海瀬京子さんが訪れ、モンゴルのアーティストと共同演奏会を開催しているなど、VIVANTだけでなく、伊豆の国市にもゆかりの深い建物なのです。
また、二宮和也さん演じるノコルが経営していた会社『ムルーデル(モンゴル語で夢という意味)』のビルは、ウランバートル市役所ハンガリド宮殿というところで伊豆の国だとあやめ会館みたいな市役所の別館なのです。
この『スフバートル広場』には、8月の伊豆の国市モンゴル国公式訪問団・中学生交流団も訪れたので、きっとこれらの建物も目にしたことでしょう。
このように、モンゴルの名所が毎回登場するVIVANTもすでに最終回を迎えていますが、「全話をまとめて観たい!」という人に朗報です。2023年12月27日、待望のVIVANTのDVD&ブルーレイボックスが発売されるとのことです。現在、予約受付中なので、詳しくはTBSのHPをご覧ください。
あなたもこのドラマを観れば、きっとモンゴルに行ってみたくなることでしょう。
それでは、バヤルタィ(さようなら)
2023年11月
写真1:オペラ劇場前にて母と義母と撮影(真ん中が私)
写真2:市民訪問団が8月に訪問したときの写真(矢印が劇場)
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