更新日:2025年11月12日
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国際交流員のアノンが広報Izunokuniに連載中の「アノンのあのね」第20回を紹介します。2025年5月号

サインバイノー!アノンです。
くしゃみって、人間誰でもするものなのに、反応は国によってぜんぜん違うんです!たとえばアメリカでは、誰かがくしゃみをすると「Blessyou!(神のご加護を!)」と声をかけるのが当たり前。モンゴルも同じく神のご加減を!とモンゴル語で言うが、ドイツでは「Gesundheit!(健康を!)」、フランスでは「Àtessouhaits!(あなたの願いが叶いますように!)」って言うんです。みんな「くしゃみ=何か特別なもの」と考えているみたいですね。
では、なぜそう言うのでしょう?実は、くしゃみにまつわる面白い説がいくつかあります。それは、くしゃみをすると心臓が一瞬止まる、魂が体から出てしまう、体の中の悪いものが全部出るなどなど説があって、それに対し「無事に戻ってきたね!スッキリしてね!と祈る気持ちで声をかけてあげるそうです。どれが本当かは誰にも分かりません。
ところが、日本にはそういう習慣がないんですね。市役所で働き始めた頃、私がくしゃみをしても、周りは特に何も言わないことが起きて、「なんで?もしかして私みんなに嫌われている?」と思い、とても悲しく感じたことがあります。その後調べて、日本はそういう習慣がないと知ってとてもびっくりしました!そしてほっとしました。
くしゃみひとつでも、国によってこんなに文化が違うなんて面白いですよね!次に周りの誰かがくしゃみをしたら、思い切って「Blessyou!」と言って、他の国々では周りが反応することを教えてあげて下さい。もしかしたら、新しい文化が広まるかも。
それでは、バヤルタィ!
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