アノンのあのね21
国際交流員のアノンが広報Izunokuniに連載中の「アノンのあのね」第21回を紹介します。2025年6月号
第21回給食と食育
サインバイノー!アノンです。
今回は、息子たちが日本の学校に通いはじめた約2年前、私がとても驚いた「給食」の話をします。
まず、教室で子どもたち自身が給食の配膳をするスタイルに驚きました。モンゴルや外国の学校では、食堂で調理員が配膳するのが普通なので、とても新鮮でした。
また、栄養バランスをよく考えたメニューと、詳細な毎月の献立表にも驚きました。季節の食材たっぷりの給食は本当に美味しく、家では食わず嫌いする息子たちも、給食はペロリと完食するそうです。
モンゴルでは、最近ようやく公立学校の小学生(1~5年生)に給食が導入されたばかりで、中高生以上(6~12年生)は給食がありません。なので、日本の整った給食制度とメニューのクオリティはすごいなと感心しました。
そして、さらに驚いたのは、「食育」という言葉があり、それが法律にも定められていることです。日本では、「食べる」ことは、「食に関する知識や理解を育む」ことなのです。栄養や食材の背景を学ぶことで、食べ物を作ってくれた人への感謝の気持ちまで教えられる。これは、他の国ではあまり見ない教育方法で、かなり衝撃的でした。
学校でも、給食を通じて、日本人としての人格が育まれているというのがよくわかります。だからこそ、伊豆の国市で息子たちが、「給食」を食べ、「食育」を受けていることに、心から感謝しています。
それでは、バヤルタイ!
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