更新日:2022年5月10日
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伊豆の国市における男女共同参画社会形成のための施策を、総合的かつ計画的に推進するための計画です。
伊豆の国市では、平成20年3月に「伊豆の国市男女共同参画基本プラン」、平成25年3月に「第2次伊豆の国市男女共同参画基本プラン」を策定し、『ひとりひとりが自分らしく生きられる社会』を目指すべき姿とし、男女共同参画社会の実現に向け、市の考え方や施策の方向性を明らかにし、取り組みを進めてきました。
それぞれのプランでは、一定の成果をあげてきましたが、「男は仕事、女は家庭」という性別に基づく固定的役割分担意識がなくなったとは言えず、また男女共同参画における課題の方向性も変化し、時代に合ったプランが必要となっています。
伊豆の国市の現状や社会情勢の変化等を踏まえつつ、より一層の男女共同参画社会の実現に向けた取り組みを推進するため、「第3次伊豆の国市男女共同参画基本プラン」を策定しました。
プランの計画期間は、2018(平成30)年度から2022(令和4)年度までの5年間とし、必要に応じて適宜見直しを行います。
パブリックコメントに寄せられた手記をご紹介します。今後の施策推進の参考とさせていただきます。
私は現在77歳になります。長い間、働いてきたおかげで、厚生年金もしっかり頂いており、日々の生活には満足しています。
私が働き始めたときは、夫の両親、祖母、子ども3人、夫と私の8人家族でした。私が働くことを両親は反対、夫と子どもたちは中立の考えを持っていました。働き始めた昭和50年頃は、農家の嫁が外へ働きに出ることは少なかったため、両親は反対していたのだと思います。夫や子どもたちは、当時の家計事情を踏まえ、1人よりも2人で稼ぐほうが良いと考えていたようです。
働いていたときは、子どもたちを朝9時に保育園へ送り、仕事が夕方5時を過ぎてしまうときは、反対していた両親が迎えに行ってくれていました。仕事から帰ると、両親からは、もっと子どものことを考えるようにと言われていましたが、仕事は私を成長させてくれましたし、「いつも未来思考で」「やってみてから出来ないと言え」と実母に育てられたこともあり、仕事を続けてくることができました。
職業を持つ女性として、子どもを育てながら家事や地域行事へ参画してきましたし、自分が仕事をする代わりに、男性(夫)にもできることは協力してもらってきました。
しかしながら、会社は男性社会で、一流大学新卒者が管理職となっていましたし、恋も男性のほうが優位のようで、不倫が発覚したときは女性が職場を去ることが常。言葉の暴力や集団でのいじめも少なくありませんでした。そのような中、男女雇用機会均等法や男女共同参画社会基本法が制定(改正)されたときは、大変、うれしく思いました。
だれもが働きやすい社会、特に女性が働くことができる社会を実現するためには、国や県、市の取り組み、働きかけが重要です。例えば、企業や雇用主に、従業員の勤務時間を調整できるように働きかけること。子育て中の従業員の始業時間を遅らせることができれば、その人は、会社を辞めたり、休んだりする必要がなく、長く働き続けることができるようになります。また、責任を持った仕事をさせることも重要でしょう。責任感を醸成することで、仕事への取り組み方、考え方が変わります。そのために、研修や講演会などに積極的に参加し、発表する機会を経験させることが、効果的ではないでしょうか。将来の夢や希望など、人生、生き方を学ぶことも大切です。
その際に、「男女の区別をしない」ことがポイントではないでしょうか。女性に向く仕事、男性に向く仕事、と言うことがありますが、初めから決め付けるようなことはせず、まず、実際にやってみて判断することが大切だと思います。
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