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更新日:2023年6月9日
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コンピューターグラフィックス(以下CG)で、反射炉の現況と稼働当時の様子(想像復元図)を表現しました。
反射炉を見たことある人も、ない人も、ぜひご堪能を。
韮山反射炉といえば、レンガとそれを囲う鉄のフレームでできていますが、じつは建設当初は「白亜の塔」だったことをご存知でしょうか?建設当時は、レンガの上から漆喰(しっくい)がぬられていました。鉄のフレームは、昭和32年(1957)の大修理の際に地震等から反射炉を守るために補強用で取り付けられたもので、平成元年(1989)、さらに丈夫なものに付け替えられ現在に至っています。
こうした取り組みの結果、韮山反射炉は実際に稼働した反射炉として国内で唯一、ほぼ完全な形で保存されているのです。また、建設当時は、反射炉の周辺に大砲を製造するための様々な施設が建ち並んでいました。CGではその様子もご覧いただけます。
稼働当時とは外見こそ変わりましたが、ここには当時の日本最先端の技術が結集した一大工場があったのです。
反射炉の機能を文献等から調査し作成した、想像復元アニメーションです。普段は見ることができない、炉体内部や大砲をくり抜く錐台の様子のアニメーションも必見です。
韮山反射炉CGアニメーション(YouTube)
(クリックで拡大します)
現在 |
建設当時(想像復元図) |
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南西から望む。炉体の上部に屋根が取り付けられていた。 |
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北東から望む。鋳型を出し入れするための「シャチ台」があった。 |
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周囲には様々な施設が建ち並んでいた。 |
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砲身の内部をくりぬくために水車の動力を使っていた。敷地は竹矢来で囲われた。 |
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現在出入口は南東だが、建設当時は北西にあった。 |
(クリックで拡大します)
敷地内の配置の様子 |
錐台の様子 |
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