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更新日:2024年12月15日
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架空請求とは、身に覚えのないことに対して、請求書等を送りつけたりする詐欺行為です。
ここでは、架空請求の手口をご紹介します。
ハガキによる架空請求は、突然、あなた宛に個人が特定されて届きます。業者は普通に売られている名簿から個人情報を取得して不特定多数の人に送っています。例えば「法務省管轄~」など、実在する公的機関によく似た名称をかたって架空請求の正当性を印象付けようとしています。このようなハガキに書かれている問い合わせ先には、絶対に電話しないでください。相手に電話番号まで知られることになり、その後、しつこく連絡が繰り返し来ることになってしまいます。
【実際に市民あてに届いた架空請求ハガキ】
内容について補足
対処について
パソコンの普及率が上がっていることから増えている手口です。電子メールで送られる架空請求の中身はアダルトサイトや出会い系サイトの利用料金の請求が多いようです。まったく思い当たる点がない人は無視すれば済みますが、過去にアダルトサイト等をちょっとでも利用したことがある人には「もしかして、あの時の・・・」となる心理を悪用した架空請求です。
この場合、その電子メールに書かれた連絡先には返信や電話連絡はしないでください。また、別ファイルが添付されていた場合は絶対に開かずに削除してください。開いてしまうとコンピューターウイルスやマルウェアに感染して、二次被害に遭う危険があります。
不当請求とは、別名不当料金請求(一般的にはワンクリック詐欺)とも言われ、携帯電話やスマホ、あるいはパソコンに、こちらが承諾していないにも関わらず勝手に電子メールを送り、その電子メールに記載されているURLをクリックしたことで、料金の請求が発生したとして、その請求をしてくる詐欺行為です。
ここでは、架空請求の手口をご紹介します。
アダルトサイトの「利用規約に同意して入場」といったボタンをクリックしただけで、会員登録され、多額の請求が届くといったものがあります。注意しなければならないのは「利用規約」の内容で、大体がかなりの長文で書かれており、全文を読むのが面倒で、簡単に初めの部分だけを読んで「同意」してクリックしてしまっているようです。「利用規約」の最後のほうに「入場と同時に会員になるので、1ヶ月○万円の会費が発生します」といった文章が書かれていることが多く、最後まで読まなかった人が、後で請求を受けて慌てることになってしまうようです。
請求画面にIPアドレスや契約しているプロバイダ名が表示されて個人情報が登録されたように見える場合もありますが、それで個人を特定されることはありません。請求画面が消えないからといって、業者に電話や電子メールで連絡はしないでください。
・総務省「国民のためのサイバーセキュリティサイト」ワンクリック詐欺に注意(外部サイトへリンク)
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