更新日:2021年3月29日
ここから本文です。
本市の公共交通は、自家用車の普及などにより、利用者減少に伴う事業の縮小や廃止が続いています。路線バスが運行しない「交通空白地域」の拡大や運行便数の減便等により、結果的に利用者にとって不便な公共交通になってしまっています。
しかし、一方で子ども達や自家用車等を使わない高齢者の移動手段の確保や負担の軽減、また環境保護の観点から地域における公共交通に対するニーズと果たす役割の重要性が高まってきています。
鉄道やバス等の公共交通は、相互の接続がネットワークとして保たれてこそ有効に機能するものであり、一部でも欠けてしまうと乗り継ぎの利便性が低下して、さらに利用者が減少するという悪循環に陥ることになります。
人が生活していくうえで、「移動できること」は非常に重要なことです。誰でも利用できる公共交通を維持するためにも、利用する私たち自身で関心を持ち、今ある公共交通の継続的な利用を考えてみましょう。
公共交通は、通勤・通学・買い物、通院など、私たちの日常生活の移動手段であり、高齢者の自動車事故を未然に防ぐためにも安全な移動手段です。また、多くの方が公共交通を利用することで、交通渋滞を緩和したり、二酸化炭素の排出を抑え環境にもやさしい交通手段となります。
公共交通を維持していくうえで、何より重要なことは多くの人に利用していただくことです。
5万人いる市民がそれぞれ年に1回、あるいは月に1回、公共交通機関を利用する回数を増やすだけでも公共交通の減便や廃止を防ぐ大きな力になります。
今は必要ではない皆さんもお出掛けの際は、公共交通機関のご利用をよろしくお願いします。
お問い合わせ先
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください