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更新日:2025年6月6日

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所信表明

sityou2市長2期目の就任後、初めての議会定例会に臨むにあたりまして、私の所信の一端を述べさせていただきます。

伊豆の国市は、他の地方市町と同様に人口減少、少子高齢化が進んでいますが、そのようななかにあっても、持続可能で誰もが幸せを感じ、安全安心に暮らせるまちを築いてまいります。

1、「市民が主役」

そのためには、まず第1に、「市民が主役」であるということが重要であり、市民の声に耳を傾け、市民と行政が協働でまちづくりを行っていくという姿勢を取り続けます。市民の意見やニーズを反映させるため、引き続き、市民との直接対話の機会である、市長座談会「市長と語ろう」を開催してまいります。また、「市長と語ろう」以外にも必要に応じ対話の機会を設けます。

協働でまちづくりを行うためには、自治会や自主防災会に対して支援を強化していくことも重要です。具体的には地域コミュニティの活性化を図るために、自治会活動を奨励するための交付金を継続するとともに、活動の拠点となる公民館の整備、活動に必要な備品購入などに対し支援を行います。また、自治会を通じた要望に関しては、一つ一つ丁寧な対応に心がけ、市民の皆様が住みやすい環境を整備してまいります。

自治会活動への支援などにより、住民同士の絆が深まり、市民が主体的にまちづくりに参加する機運が高まることを期待しております。

2、「産業・経済の活性化」

第2に、産業・経済の活性化についてであります。

地域の活力を維持向上させるために、産業・経済の活性化による所得、雇用の確保が不可欠です。

このため、市内商工業者の業務効率化及び付加価値向上に向けて、商工会とも連携して異業種企業とのマッチング支援を行うとともに、販路開拓の機会を提供する市内外のイベントに参加し、伊豆の国ブランド認定商品をはじめとする地場産品の販売支援を行ってまいります。加えて、企業誘致など市内への投資を呼び込む方策を検討します。

また、物価高騰の影響を受けている市民の購買力向上による市内経済の循環を高めるためプレミアム商品券の販売を6月30日から実施いたします。

観光振興についても、温泉はもとより歴史・文化・食などの地域資源をフルに活用した取組みを進めるとともに、プロモーション活動を強化します。

また、引き続き、新規就農支援や食農連携、有機農業の推進に取り組み、県内トップクラスの食と農のまちを目指します。

3、「安全・安心の確保」

第3に、安全・安心の確保についてです。

市民が安心して暮らせる環境を整えるためには、行政の役割は極めて重いと考えています。具体的には、狩野川流域治水プロジェクトによる事前防災の強化や自助・共助・公助による災害対応、さらには、犯罪や交通事故のない社会の実現を目指した、防犯カメラの設置や市民ボランティア団体の活動への支援、また、地域を守ってくれている消防団活動への支援などを続けてまいります。

また、伊豆の国市の恵まれた地域医療体制の堅持も重要です。地域医療の拠点である順天堂大学医学部附属静岡病院への支援を継続するとともに、公益財団法人伊豆保健医療センターが将来にわたって十全に役割を果すよう支援してまいります。

こども・子育て施策につきましては、令和6年にこども家庭センターを設置し、子育て家庭を支援する体制の強化に取り組んでおります。すべての子どもの幸せを実現するために、行政はもとより、地域全体で知恵を出し合い、子どもや子育て家庭に対する支援の輪を広げてまいります。

さらに、脱炭素社会や循環型社会の実現に向けた取組みを強化し、環境に配慮した地域づくりを進めます。

4、「福祉・健康づくり」

第4に、福祉・健康づくりについてです。

福祉分野では、「団塊の世代」と呼ばれる人たち全員が75歳以上になる2025年問題を見据えて、市民、団体、行政がそれぞれの役割を担いながら、お互いを支え合う仕組みを構築してまいりました。移動支援や地域での交流の場を提供し、孤立を防ぐ取り組みを進め、引き続き、高齢者や障害のある方々が安心して暮らせるためのきめ細やかな福祉事業を展開してまいります。

また、高齢化の進行を止めることはできませんが、年をとっても心身ともに健康に暮らせることは幸せなことであり、ライフステージに合わせた健康づくりを推奨し、市民の健康意識の向上と健康寿命の延伸に向けて取り組んでまいります。

移動支援については、高齢者や障害のある方を対象にしたタクシー券による移動支援を続けるとともに、新たに公共ライドシェアの実現を目指します。

5、「歴史・文化・教育分野」

第5に、歴史・文化・教育分野についてです。

地域の歴史・文化を共有し、そして次世代に伝えていくことは、地域のアイデンティティとシビックプライドを育むうえで重要な要素であると考えます。現在建設中の文化財展示施設の活用も含め、市内の歴史遺産を市民が再確認し、その魅力を再発見する機会を提供します。

教育分野では、一つ目として、子どもたちの異文化体験や英語学習の充実を図りグローバル教育を実践します。特に、早期に英語に親しみ、切れ目のない英語学習を進めるため、引き続き市内幼稚園、保育園、小学校1,2年生にもALTを配置し、幼児期から異文化への理解やコミュニケーション能力の向上を図っていきます。

二つ目として、SDGsの理念である「誰一人取り残さない教育」を展開し、すべての子どもたちが平等に教育を受けられる環境を整えます。

三つ目として、スポーツや生涯学習を奨励し、子どもたちの健やかな成長と市民の生きがいづくりの環境を整えます。

 

 

以上、私の2期目の市政運営について、所信を述べさせていただきました。

議員の皆様におかれましては、市の発展と市民の幸福実現のための車の両輪として、引き続き、御指導、御理解、御協力をよろしくお願いいたします。

なお、令和7年3月議会定例会以降、現在までの行政全般に関する報告については、資料をお配りさせていただいておりますので、御確認ください。

今後、議会に対しては、積極的な情報提供、情報共有を行うとともに、政策形成過程における意見交換などに努めてまいる考えであります。

市民の皆様及び議員各位のご理解とご協力をお願いいたします。

お問い合わせ先

市長公室

〒410-2292静岡県伊豆の国市長岡340-1 伊豆の国市役所伊豆長岡庁舎2階

電話番号:055-948-1431

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