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更新日:2024年8月30日
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ペットを飼うということは、ペットの命を一生涯責任をもって預かるということです。
飼い主として果たすべき責任を十分に自覚し、生涯面倒を見ましょう。
健康と安全の保持、周囲への迷惑の防止
ペットの種類や習性によって適正な飼育方法は異なります。飼育方法をよく理解し、ペットが健康に過ごせるように努めましょう。また、外へ脱走することがないよう対策が必要です。
ペットを飼育していくうえで他人へ迷惑がかからないようにしましょう。糞尿の放置による周辺の生活環境の悪化や放し飼いによる他人への被害などは、飼い主が気を付ければ起こることはありません。周りの環境や人にも配慮をしましょう。
また、ペットの安全を考えるうえで「災害時の準備」は不可欠です。災害発生時のペットの避難方法や、避難場所について前もって決めておきましょう。加えて、災害時はペットに関する物資の支給は遅れてしまうことがあります。餌や水、ペットシートの備蓄はもちろんのこと、薬を服用している場合にはその薬の備えもしておきましょう。
正しい病気の知識を持ち、予防に努める
ペットの種類によって、かかりやすい病気は様々です。ペットが長く健康で過ごせるようにするためには病気とその予防方法について正しい知識が必要です。万が一ペットが病気にかかってしまった際は早急な対応が取れるようにしておきましょう。
また、ペットを経由して人にもうつってしまう感染症や寄生虫も存在します。飼い主の健康を守るためにも予防が必要です。
適切に管理できる数だけ飼育する
繁殖を望まないのであれば、不妊手術や雌雄の隔離など繁殖制限を行いましょう。管理可能な頭数を超えてしまうと周辺環境の悪化や健康被害等、飼い主にも影響があります。
飼養密度が著しく適性を欠いた状態で飼育し衰弱させることや、適切にケガや病気の治療を行わずに飼育するなど虐待にあたる行為を行った場合、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金が科されることがあります。
ペットは最期まで面倒を見る
ペットも高齢化すると様々な病気や症状が現れ、長期間の介護が必要となることがあります。飼い主は、ペットが寿命を迎えるまで責任をもって飼育しなければなりません。ペットの高齢期に向けて準備をしましょう。
また、飼い主自身も転居や急な入院など生活が変わってしまうことがあります。飼い主が飼育を続けることができない状況になったとしても、ペットが寿命を終えるまでは世話が必要となります。自身が飼育できなくなった場合に備え、家族や親族、友人など引き継いで飼育してくれる人を探しておきましょう。
ペットは近年、「家族の一員」「人生のパートナー」として人の生活に密接に関わる存在となり、またその種類も多種多様となりつつあります。ですが、最期まで責任をもって世話をすることは、どの種類のペットを迎え入れるとしても飼い主が果たさなければならない責務です。
その責務を全うするために、ペットを飼う前から何がどれだけ必要なのかしっかりとシミュレーションしておきましょう。インターネット等で調べるとおおよそかかるであろう経費や必要な物品、備えておく知識などがわかります。それらを調べたうえで、現在の自分自身が本当に飼えるのか判断をしましょう。
「責任をもって最期まで飼い続けることはできないから飼わない」と判断することも必要な選択です。
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