ホーム > 【源頼政の鵺退治】古奈もみじ公園
更新日:2024年9月2日
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トリックアートとは、目の錯覚を利用して楽しむアート作品のことです。
伊豆の国市では、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の放送を機に、市内に点在する北条家をはじめとする伝記伝承等を観光資源として活用し、周遊を促進するため、市内5か所にトリックアートを整備しました。
鵺(ぬえ)とは、日本に伝わる伝説上の妖怪です。
容姿は顔が猿、身体が虎、尻尾が蛇という恐ろしい形相です。
この鵺を源頼政が退治したと伝わります。
【伊豆の国市と源頼政との関係】
様々な説がありますが、伊豆国古那(現在の伊豆の国市古奈)には源頼政の妻となった菖蒲御前(あやめごぜん)という人物がいたとされています。
源氏の姓を名乗る、さる人物が流人として伊豆国に住み、地元の女性に女の子を産ませます。その子が6歳の時、男は赦免されたので、わが子をつれて京に帰ることとなりました。やがて、子どもは人々の目を引く美しい女性に成長し、宮仕えします。
源頼政は美しい彼女の評判を知り是非わが妻に迎えたいと願います。この噂を知った帝は、同じ年ごろの美女を集め、顔さえ知らない菖蒲御前をこの美女の中から当てさせる意地悪な催しを行いました。見分けることができず、困惑した頼政が一首の歌に託してその心情を詠むと、その歌の出来栄えに感動した帝は彼女を頼政に賜ったとされています。
<参考:伊豆長岡町史上巻>
この時の歌、
「五月雨に沢辺のまこも水越えて何れあやめと引きぞわずらう」
は、長岡総合会館(アクシスかつらぎ)の前に碑が残されています。
※地元に残る伝承です。
信頼できる史料が乏しいため、真偽は不明です。
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