更新日:2023年11月20日
ここから本文です。
食中毒とは、食中毒の原因となる細菌やウイルスが付着した食品や有毒・有害な物質が含まれる食品を食べることによって起こる健康被害のことを言います。
多くの場合、頭痛・発熱のほか嘔吐・腹痛・下痢等の胃腸炎症状を起こします。まれに腎臓障害や呼吸麻痺等を起こし死亡するケースもあります。
食中毒は原因物質によって、細菌性食中毒・ウイルス性食中毒・自然毒性食中毒・化学性食中毒・その他の食中毒に分類されます。
食中毒は、飲食店など外で食べる食事だけでなく、家庭でも発生しています。
食中毒は体力のない(抵抗力が弱い)乳幼児や高齢者において重症化する傾向があり、注意が必要です。
おう吐や下痢の症状は、原因物質を排除しようという体の防御反応です。市販の下痢止めなどの薬をむやみに服用しないようにし、早めに医師の診断を受けましょう。
太平洋高気圧に覆われ気温が高い状態で、食中毒が発生しやすい気象条件となり、この気候は、向こう一週間続くと予想されることから、食品の取扱い施設及び一般家庭に注意を促すため、食中毒警報を発表します。
家庭での食中毒を防ぐのは皆さん自身です。食中毒を防ぐ3原則で食中毒を予防しましょう。
食中毒は、その原因となる細菌やウイルスが食べ物に付着し、体内へ侵入することによって発生します。食中毒を防ぐためには、細菌などを食べ物に「つけない」、食べ物に付着した細菌を「増やさない」、食べ物や調理器具に付着した細菌やウイルスを「やっつける」という3つのことが原則となります。
1.「つけない」洗う!分ける!
手にはさまざまな雑菌が付着しています。食中毒の原因菌やウイルスを食べ物に付けないように、次のようなときは、必ず手を洗いましょう。
また、生の肉や魚などを切ったまな板などの器具から、加熱しないで食べる野菜などへ菌が付着しないように、使用の都度、きれいに洗い、できれば殺菌しましょう。加熱しないで食べるものを先に取り扱うのも1つの方法です。焼肉などの場合には、生の肉をつかむ箸と焼けた肉をつかむ箸は別のものにしましょう。食品の保管の際にも、他の食品に付いた細菌が付着しないよう、密封容器に入れたり、ラップをかけたりすることが大事です。
2.「増やさない」低温で保存する!
細菌の多くは高温多湿な環境で増殖が活発になりますが、10℃以下では増殖がゆっくりとなり、マイナス15℃以下では増殖が停止します。食べ物に付着した菌を増やさないためには、低温で保存することが重要です。肉や魚などの生鮮食品やお総菜などは、購入後、できるだけ早く冷蔵庫に入れましょう。なお、冷蔵庫に入れても、細菌はゆっくりと増殖しますので、冷蔵庫を過信せず、早めに食べることが大事です。
3.「やっつける」加熱処理
ほとんどの細菌やウイルスは加熱によって死滅しますので、肉や魚は加熱して食べれば安全です。特に肉料理は中心までよく加熱することが大事です。中心部を75℃で1分以上加熱することが目安です。ふきんやまな板、包丁などの調理器具にも、細菌やウイルスが付着します。特に肉や魚、卵などを使った後の調理器具は、洗剤でよく洗ってから、熱湯をかけて殺菌しましょう。台所用殺菌剤の使用も効果的です。
感染症胃腸炎の患者発生は、例年、12月の中旬頃にピークになる傾向があります。この時期に発生する感染症胃炎のうち、特に集団発生例の多くは、ノロウイルスによるものであると推測されております。
ノロウイルス食中毒予防対策リーフレット(外部サイトへリンク)
ノロウイルス等の食中毒予防のための適切な手洗い(動画)(外部サイトへリンク)
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Acrobat Readerが必要です。Adobe Acrobat Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。
お問い合わせ先
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください