更新日:2024年10月23日
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帯状疱疹は、水痘(水ぼうそう)ウイルスで引き起こる病気です。
水痘ウイルスに一度感染すると、治った後もウイルスは体内に潜伏していて、加齢やストレスなどで免疫力が低下すると、ウイルスが再び活性化して、帯状疱疹として発症します。
50歳以上になると発症率が高くなり、80歳までに約3人に1人が発症すると言われています。
身体の左右どちらかの神経に沿って、痛みを伴う赤い斑点と水ぶくれが帯状に現れます。症状の多くは上半身に現れ、顔面、特に目の周りにも現れることがあります。多くの場合は、皮膚症状が治ると痛みも消えますが、その後も痛みが続くこともあり、これは「帯状疱疹後神経痛」と呼ばれ、最も頻度の高い合併症です。50歳以上で、帯状疱疹を発症した人の約2割が帯状疱疹後神経痛に移行すると言われています。
帯状疱疹の治療は、原因となっているウイルスを抑える抗ウイルス薬と、痛みに対する痛み止めが中心になります。帯状疱疹を引き起こすウイルスに直接作用する抗ウイルス薬は、症状が出てからなるべく早く治療を始めることが大切です。合併症や後遺症を引き起こさないためにも、帯状疱疹の疑いがある場合は速やかに受診しましょう。
帯状疱疹は、加齢や疲労などによる免疫力の低下に伴い、誰でも発症する可能性のある病気です。
日頃から十分な休息をとりながら、適度な運動の実施やバランスのとれた食事の摂取、睡眠不足の解消などを心がけ、疲労やストレスのない規則正しい生活を送りましよう。
また、50歳以上の方については、帯状疱疹ワクチンを接種することも有効であるとされています。
帯状疱疹ワクチンの接種は、法令に定められた定期予防接種の対象ではないため、任意の予防接種となり費用は全額自己負担となります。伊豆の国市では、帯状疱疹ワクチン任意予防接種費用助成を令和6年11月から開始します。
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