更新日:2024年4月1日
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日本では生活習慣の変化により、近年、生活習慣病の人やその予備群が増え続けています。亡くなる人のおよそ3分の1は生活習慣病が原因であると言われています。
特定健診は、生活習慣病の芽を発見し、病気を未然に防ぐための健診です。生活習慣病は自覚症状が出にくく、症状が出た時には手遅れだったというケースも少なくありません。健診を受けることで、いち早く異常に気付くことができます。
特定健診の結果、生活習慣病になる危険性が高いと診断された人には、特定保健指導として生活習慣を見直すサポートを実施しています。
医療機関で受診する「個別健診」と、市施設や公民館などで受診する「集団健診」があります。
対象者へ、5月中旬から順次健診のご案内を郵送します。
実施期間 |
6月1日から9月30日まで |
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対象者 |
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検査項目 | 身体計測、血液検査、尿検査、血圧測定、医師の問診 |
受診機関等 |
個別健診:特定健診を受診できる医療機関 集団健診:集団健診日程等 |
持ち物 | 受診券(受診票用シール)、質問票、健康保険証 |
自己負担金 | 無料 |
医療保険者から対象者に受診券や受診案内が届きます。詳しくは保険者にお問合せください。
健診結果の見方や健康づくりのアドバイスなど、生活習慣の改善などに必要な情報を提供します。
結果は3段階に階層化されます。その結果生活習慣の改善が必要な人は、生活習慣を見直すサポート(特定保健指導)を無料で受けることができます。
検査項目 | 検査の目的 |
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BMI |
体重が適正かどうか分かります。BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m) |
腹囲 |
内臓脂肪の蓄積の程度を判断します。内臓脂肪が過剰にたまると、糖尿病や心筋梗塞、脳卒中などを引き起こしやすくなります。 |
血圧 |
血圧は個人差があり、健康状態や環境などでも変動します。 高血圧の人は心臓病、腎臓病、脳卒中、動脈硬化を合併しやすくなります。 |
検査項目 | 検査の目的 |
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中性脂肪 |
中性脂肪はエネルギーとして利用され、余りは脂肪として体内に蓄積されます。食べ過ぎや飲み過ぎ、肥満によって数値が高くなり、動脈硬化の進行を促進させます。 |
HDLコレステロール |
善玉コレステロールといわれ、血液中の余分なコレステロールを回収し肝臓へ運んで排泄・処理する働きがあり、動脈硬化を予防します。 |
LDLコレステロール |
悪玉コレステロールといわれ、血管内壁に沈着して血液の流れを悪くし、動脈硬化を促進させます。 |
GOT |
肝臓や心臓に多く含まれる酵素で、肝臓や心臓の組織が壊れると血液中に出てきます。 |
GPT |
肝臓に多く含まれる酵素で、異常値の場合は肝障害を疑います。 |
γ-GTP |
肝臓や腎臓・膵臓などに含まれる酵素で、肝臓や胆道に障害があると値が上昇します。アルコールの影響を受けやすいので、飲酒による肝障害のチェックに役立ちます。 |
血清クレアチニン |
腎機能障害の指標となる物質。腎機能が低下すると増加します。 |
血清尿酸 |
痛風や高尿酸血症の有無がわかります。尿酸が血液中に増えると関節・皮膚・心臓・血管・腎臓・肝臓等に沈着し、障害を起こします。 |
ヘモグロビンA1c |
過去1~2ヶ月の平均的な血糖の状態がわかります。短時間で変動することがないため、糖尿病の判断に重要な役割を果たします。 |
赤血球数 |
赤血球が減少すると体内が酸欠状態となり、貧血を起こします。 |
血色素量 |
ヘモグロビンは酸素を運ぶ赤血球の働きを助ける役割を持っています。ヘモグロビンの量が少ないと、貧血の可能性が高くなります。 |
ヘマトクリット値 |
血液中に含まれる赤血球の割合を示しています。その数値が低い場合は貧血が疑われます。 |
血小板数 | 血小板の減少は、肝硬変の進行度をはかる指標となります。血液の病気でも、数値が下がります。 |
検査項目 | 検査の目的 |
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尿糖 |
血糖値が高くなりすぎると、尿に糖がもれ出てくるようになるため、糖尿病の進行具合を判断することができる検査です。 |
尿蛋白 |
高血圧や腎臓に障害があると、血液中のたんぱく質が尿にもれ出ます。腎臓病などを発見する手がかりになります。 |
尿潜血 |
尿中に血液が混入しているか調べる検査で、腎臓、尿管、膀胱、尿道などの異常を見つけます。 |
医師が必要と認めた場合のみ、実施します。
検査項目 | 検査の目的 |
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心電図 |
心臓が発する電流の波形の乱れにより、脈や心筋、冠動脈などの異常が発見できます。動脈硬化が進行していると冠動脈の血流が悪くなります。 |
眼底検査 |
眼底は動脈の状態を観察できる部位。眼科疾患以外にも、糖尿病網膜症や動脈硬化が原因で起こる脳梗塞の予知にも役立つ検査です。 |
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