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更新日:2023年4月6日

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史跡成就院跡

願成就院は北条時政が建てたと伝えられるお寺です。文治5年(1189)、源頼朝と関東の武士団は、反抗した源義経をかくまった東北平泉の藤原氏を攻めました。この時に北条時政が戦いの勝利を祈って願成就院を建てたといわれています。
鎌倉時代を代表する仏師の運慶が、若い頃の文治2(1186)年に制作した、国宝願成就院運慶作諸仏(木造阿弥陀如来坐像、木造不動明王及び二童子立像、毘沙門天立像)などが安置されています。

時政が文治年(1189)に大御堂、承元元年(1207)に南塔、息子の義時が建保3年(1215)に南新堂、孫の泰時が嘉禎元年(1235)に北塔を建てたという記録があり、北条氏が三代にわたって整備に関わっていたことがわかっています。

周辺の発掘調査や地形の観察から、平安時代後期から鎌倉時代初めに建てられた宇治の平等院や平泉の毛越寺のような、お堂の前に大きな池があったと推定されています。また、瓦がたくさんみつかっています。

願条就院の遠景

史跡願成就院跡の遠景

願成就院から出土した瓦

史跡願成就院跡からみつかった瓦

お問い合わせ先

文化財課

〒410-2292静岡県伊豆の国市長岡346-1 あやめ会館2階

電話番号:055-948-1428

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