更新日:2023年4月6日
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山木遺跡は稲作を行っていた人々の生活がわかる遺跡として伊豆を代表するものです。1950(昭和25)年に発見されてから、現在までに何回も発掘調査が行われてきました。弥生時代後期から古墳時代前期(約1800から1700年前)の頃の生活の跡や、1200年くらい前の田んぼの跡が見つかっていて、ここが昔から稲作のさかんな所であったことを示しています。
山木遺跡からは弥生土器や土師器のほか、木で作られた多くの道具が見つかっています。「ねずみ返し」が柱に取り付けたまま発見され、建物の一部であることが全国で初めて証明されました。梯子や柱などの建物に使われたものもたくさん見つかっていて、登呂遺跡の出土品と合わせて高床建物の復元が研究されました。
出土した遺物のうち、239点は国の「重要有形民俗文化財(人々のくらしや文化などを知ることができる形のある資料)」に指定され、伊豆の国市郷土資料館にて収蔵管理しています。
山木遺跡出土の木製品
弥生時代の家族(イメージ)
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