更新日:2024年4月30日
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公益財団法人江川文庫
江川家は、中世以来の在地領主の系譜を引き、江戸時代には旗本として幕府代官を世襲しました。現在、伊豆の国市韮山に所在する公益財団法人江川文庫には、江川家から引き継がれた中世以来の膨大な資料が保管されています。
静岡県教育委員会は宮地正人氏(東京大学名誉教授)を調査委員長に、平成14年度からこれらの資料調査を実施。調査の結果、古文書や書籍、書画、焼き物、武器といった多岐にわたる重要な史料が保存されていることが明らかになりました。本資料の多くは幕府代官として備えておくべき公文書に当たり、地域の歴史を知る上でも貴重な資料です。
特に、幕末、諸外国からの開国圧力が強まる中で収集され、使用された文書や洋書・訳書、図面、銃砲・台場の模型、測量器具などは、江川家が積極的に海防や西洋技術の導入に取り組んでいたことを示しています。
多くの収蔵品の中でも、特に重要な38,581点が一括して重要文化財に指定されました。
これらは、江川家の歴史はもとより、幕府代官所の職務や支配の実態を知る上での貴重な基礎資料です。加えて江戸時代後期から幕末維新期の資料の中には、日本の政治・軍事・外交史研究上非常に重要なものが含まれます。
9時~16時30分(受付は16時15分まで)
年末年始(12月31日~1月1日)
毎週水曜日(5月1日、5月8日は開館)
※令和6年4月1日から毎週水曜日に変更
※令和6年4月1日から料金の変更があります。
詳細はお知らせページをご覧ください。
静岡県伊豆の国市韮山韮山1番地
重要文化財江川家住宅(江川邸)
電話055-940-2200
お問い合わせ先
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